vol.06 | 浦項(ポハン)スチールアートフェスティバル

ドサムのミュージアム化、浦項スチールアートフェスティバル

0 0 2024-10-29

  • 浦項(ポハン)スチールアートフェスティバル

    浦項(ポハン)スチールアートフェスティバルは、慶尚北道(キョンサンプクド)浦項(ポハン)市で開催される芸術祭で、2012年に初めて始まった。浦項(ポハン)は世界的な鉄鋼会社である「ポスコ」の本社がある場所で、フェスティバルを通じて「鉄鋼都市」というアイデンティティを芸術的に新たに表現しようとした。 そのため、フェスティバルの目標は、浦項(ポハン)を代表する産業である鉄鋼産業と芸術を融合して地域文化を活性化させることであり、鉄を素材にした感覚的な美的体験を追求している。

     

     

    フェスティバル期間中、アートツアー、市民参加型教育プロジェクト、現場体験イベント、参加型作品制作プログラム、フリンジ公演など様々なプログラムを運営する。観覧客は国内外の有名アーティストが作った鉄鋼彫刻作品、インスタレーション、パフォーマンスを鑑賞することができ、直接作品制作に参加しながら芸術に近づくことができる。特に、鉄鋼の強烈さと芸術の創造性が結合された作品の美しさを垣間見ることができる。

     

    浦項(ポハン)スチールアートフェスティバルは、地域住民と観光客に鉄鋼産業の価値と芸術的な可能性を同時に体験する機会を提供する。また、浦項(ポハン)が鉄鋼産業都市から文化芸術都市に生まれ変わるための重要な役割を果たしている。毎年15万人余りが観覧し、浦項(ポハン)を代表する文化芸術祭として地位を確立した浦項(ポハン)スチールアートフェスティバル。都心のミュージアム化を見事に成し遂げ、今後は国際的な規模のフェスティバルとして発展していく見通しだ。