
vol.23 | スンデ
韓国の屋台料理文化、スンデ
0 0 2024-10-29
vol.23 | スンデ
韓国の屋台料理文化、スンデ
0 0 2024-10-29
スンデは、豚の腸の中に調味料と様々な野菜を入れ、煮たり蒸したりした料理で、朝鮮時代にもよく食べられていたようだ。朝鮮時代の料理本である<是議全書(シウィジョンソ)>には、もやし、セリ、大根などを白菜キムチと一緒に豚の腸の中に入れて作る、現在のスンドゥに似た食べ物が記載されている。
スンデは地域や調理法によって様々な種類がある。もち米、春雨、野菜などを豚の腸に詰めて作ったチャルスンデが代表的で、豚の腸の中に炊いたもち米、ソンジ(牛の血)、様々な具材を入れて蒸したアバイスンデ、そして豚の腸の代わりにイカを使ったイカスンデもある。スンデは通常、蒸し器で蒸して柔らかくモチモチした食感を持ち、塩、海老の塩辛、サムジャンなどと一緒に食べる。
今日、スンデは韓国の屋台の食文化に欠かせない食べ物で、市場や屋台で簡単に見つけることができる。手頃な価格と食べ応えのある味で多くの人が好んで食べる。 また、スンデと内臓を一緒に煮込んだ'スンデクッパ'は韓国人の代表的な酔い覚まし料理として有名だ。