
vol.42 | キンパプ
老若男女誰もが楽しむ手軽な食べ物、キムパプ
0 0 2024-10-29
vol.42 | キンパプ
老若男女誰もが楽しむ手軽な食べ物、キムパプ
0 0 2024-10-29
キンパプは韓国の代表的な手軽な食べ物で、ご飯と様々な具材を海苔で巻いて作る料理である。キンパプの起源は朝鮮時代にまでさかのぼる。当時、正月大ポル厶(旧暦1月15日)に福を祈願して神様にお供えする祭祀にポクサムという料理があった。ボクサムは白山菊のナムルを炒めてご飯を白菜や海苔で包んだ料理を指し、特に白山菊のナムルを五穀米を混ぜて海苔で包んだ料理をキムサムと呼んだ。また、海苔の代わりに野菜の葉や海草でご飯を包んで食べるボジャギパプという料理もあった。キンパプは、キムサムとボジャギパプに由来する料理である。
1970-1980年代のキンパプは、伝統的にピクニックや運動会、野外活動時に食べられる特別な食べ物だったが、その後、キンパプ専門店が誕生し、誰でも手軽に食べられるようになった。キンパプは韓国の屋台の食文化で重要な位置を占めており、コンビニや粉食店でも基本メニューとして販売している。最近では、手頃な価格で手軽に食事を済ませることができるという点で、韓国だけでなく世界的にも人気を集めている。
キンパプは作り方が簡単で、材料を自由にアレンジすることができる。キンパプの基本構成は、海苔、ご飯、そして具材で構成される。具材としては、たくあん、ほうれん草、ニンジン、キュウリ、卵、カニカマ、などが代表的で、ツナ、チーズ、プルコギ、トンカツ、いりこなど様々な食材を活用したキンパブが登場した。このようにキンパプは様々な食材を使用して栄養価が高く、健康的な食事として楽しむことができるため、老若男女問わず愛されている食べ物である。