
vol.45 | ナジュゴムタン
さっぱりとした味の羅州コムタン
0 0 2024-10-29
vol.45 | ナジュゴムタン
さっぱりとした味の羅州コムタン
0 0 2024-10-29
ナジュゴムタンは全羅南道(チョンラナムド)羅州(ナジュ)地域の伝統料理で、牛の骨を長時間煮込んで作ったスープに牛肉とネギを入れたスープ料理である。ナジュゴムタンは、日帝統治時代に缶詰工場で作業して残った牛の頭と様々な肉の塊をクッパの形で提供していたことに由来するという。肉の脂を取り除き、透明でさっぱりした味のスープを作ったのがナジュゴムタンの始まりだった。以後、5日市が開かれるたびに人々が訪れて食べる料理となった。ちなみに5日市とは、5日に1回開かれる市場のことである。
ナジュコムタンは、牛の骨を長時間煮込んだ澄んだスープに肉と素麺を入れて作ったのが特徴だ。一般的なコムタンとは異なり、ナジュゴムタンのスープは澄んで清らかである。スープは淡白で深みがあり、肉は柔らかくて歯ごたえがある。ナジュゴムタンは通常、ネギと塩、コショウで味付けをし、ご飯と一緒に食べる。シンプルな味付けと添え物でスープ本来の味を最大限に生かすことが重要だ。タンパク質と脂肪が豊富で、牛の骨から出る豊富なカルシウムは骨の健康に良い。羅州(ナジュ)にはコムタン専門街が造成されており、羅州を訪れる観光客が必ず食べてみる地域の代表的な料理として知られている。